過敏性腸症候群(IBS)とは?
~ストレス社会で急増する“見えない腸の不調”~
「急にお腹が痛くなる」「外出先でトイレが不安」「病院で検査しても異常なし」…そんなお悩みを抱えていませんか?
それは、過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)かもしれません。
この症状は、腸そのものに構造的な異常がないにもかかわらず、下痢・便秘・腹痛・膨満感などのトラブルが慢性的に続く状態です。

病院の検査では「異常なし」と言われるのに…
過敏性腸症候群の大きな特徴は、内視鏡や血液検査では異常が見つからないにもかかわらず、
強い不快感やトラブルが日常に支障をきたすほど現れることです。
特に以下のような症状が多く見られます:
- 通勤中にお腹が痛くなる
- 会議や緊張すると腹痛や下痢に襲われる
- トイレに行ってもスッキリしない
- 食事後すぐにお腹がゴロゴロする
- お腹にガスがたまりやすく、人前が不安

これらの症状が週に数回以上ある場合、IBSの可能性があります。
「腸の問題」ではなく「自律神経と心の問題」かもしれません
あをによし整心整体院では、
過敏性腸症候群は「腸だけの問題」とは捉えていません。
脳と腸の神経ネットワーク(腸脳相関)や、自律神経の乱れに着目して施術を行っています。
実際、IBSの方は以下のような背景を持つことが多いです:
- 学校や仕事でのストレス
- 感情を我慢しやすい性格
- 睡眠の質が悪い
- 姿勢の乱れや内臓の疲れ
- 食事や生活習慣の偏り

これらはすべて、自律神経を通じて腸の働きを過敏にし、トラブルを引き起こします。
過敏性腸症候群(IBS)のメカニズムとは?
~腸が過敏になる、本当の理由~
「食べたわけでもないのに、お腹がゴロゴロする」
「トイレに行ってもすっきりしない」
「病院で“異常なし”と言われたけれど、つらいまま…」
そんなあなたの腸の不調には、目に見えない“神経の誤作動”が隠れているかもしれません。
IBSは“腸”の病気ではなく、“神経”の病気?
過敏性腸症候群(IBS)は、腸そのものの構造に異常があるわけではありません。
検査してもポリープや炎症などが見つからないのが特徴です。
では、なぜ腹痛や便通異常が起こるのか?
答えは、「腸と脳(中枢神経)の関係」にあります。
これを「脳腸相関(のうちょうそうかん)」と呼びます。

脳腸相関と自律神経の乱れ
脳と腸は、自律神経を通じて常に情報をやり取りしています。
この関係がうまくいっていれば、腸はリズムよく動き、ストレスがあってもバランスを保てます。
しかし、以下のような影響で脳や神経系にストレスがかかると…
- プレッシャーの多い環境
- 急な生活の変化
- 感情を抑え込むクセ
- 睡眠不足
- 姿勢の悪化や内臓疲労

その結果、腸に誤った信号が送られ、本来なら必要ないタイミングで腸が過剰に動いたり、逆に動きが止まったりします。
その誤作動こそが、腹痛・下痢・便秘・ガス・お腹の張りといった症状の正体です。
過敏になった腸は“刺激に敏感”になっている
また、IBSでは「腸の知覚過敏」も進行していることが多いです。
本来なら感じないはずのガスや便の移動にも、過剰に反応して「痛み」や「不快感」を生み出してしまいます。
これが「何も食べていないのにお腹が痛い」「トイレに行っても治らない」といった状態を引き起こします。

自律神経と心のバランスがカギ
このように、IBSは腸だけでなく、「神経の過緊張」や「思考パターンのクセ」まで関係しています。
一時的な薬やサプリだけでは根本解決が難しいのは、身体と心の両面に原因があるからです。
過敏性腸症候群(IBS)を和らげるためにできること
IBSに悩む方の共通点は、症状だけでなく心の負担や不安感を抱えていることです。
では、どんな日常習慣が改善に役立つのでしょうか?
【1】腸にやさしい食習慣を意識する
- 冷たい飲み物や刺激物(カフェイン・香辛料)は控えめに
- 食事は腹八分目、よく噛んでゆっくりと
- 小麦・乳製品・油物が多い人は一度控えてみる(体質に合わない可能性あり)
- 水溶性食物繊維(オートミール、りんご、海藻など)を意識して摂取
腸はとてもデリケート。ちょっとした刺激が緊張を引き起こすので、“優しい食べ方”が大切です。
【2】ストレスを溜めすぎない、ためない
IBSはストレスと非常に深い関係があります。
そのため、我慢しない・一人で抱え込まない・完璧を求めすぎないことも重要な対策のひとつです。
- 意見を飲み込まず、小さな「NO」や「お願い」を伝える練習
- 気持ちや思考を紙に書き出して整理する
- 深呼吸や瞑想、ヨガなどで副交感神経を高める習慣をつくる
【3】生活リズムの見直しで自律神経を整える
- 朝日を浴びる習慣をつける(体内時計のリセット)
- スマホ・PCのブルーライトは寝る前1時間控える
- ぬるめのお風呂でリラックス時間を確保
- 睡眠時間を一定に保つ(7時間前後が目安)
これらはすべて、自律神経のバランスを整えるための土台になります。
過敏性腸症候群(IBS)を根本からケアする整体法
~「症状の緩和」ではなく「再発しない身体と心づくり」へ~
あをによし整心整体院では、過敏性腸症候群に対して「からだ」と「こころ」の両側面からアプローチする独自の施術スタイルを提供しています。
単なるお腹の問題ではなく、自律神経の乱れや感情の抑圧が複雑に関係しているIBSだからこそ、根本的な回復のためには全体を整える整体法が重要です。

【1】自律神経を整えるクラニアル(頭蓋骨)&内臓調整
IBSの根本には、「脳腸相関」の乱れがあります。
そのため、脳(特に視床下部・扁桃体)と腸をつなぐ自律神経ネットワークを整えることが不可欠です。
- 頭蓋骨の緊張を解放し、自律神経中枢の過活動をリセット
- 横隔膜・腸間膜・腹部内臓の可動性を高め、内臓ストレスの減少と循環改善をサポート
- 副交感神経を活性化するやさしい施術で「腸の休息と回復モード」を促進
【2】脳腸をつなぐ「メンタルアプローチ」
自律神経バランス療法・心理セラピー
IBSの方の多くは、「人前での緊張」「お腹の不安」「予定があると調子が悪くなる」などの心因性ストレスを抱えています。
当院では、以下のような心の部分にも丁寧に寄り添います。
- 過去の「不安」「恐怖」「恥ずかしさ」などの未処理の感情を解放
- 過剰な気遣い・完璧主義・自己否定の思考をニュートラルに調整
- 不安時の呼吸パターンの見直し(胸式→腹式呼吸)も指導
心が整うことで、自然とお腹の過敏反応が和らぎ、トイレの不安から解放される人も少なくありません。
【3】生活習慣・食事・栄養の具体的アドバイス
- 睡眠の質を高めるタイミング調整
- 食事の内容、回数、腸を労わる食べ方の提案
- カフェイン・糖質・乳製品・グルテンの影響を見極め、負担を減らす方向性へ
- ストレスを受け流せる生活リズムの再構築
単なるアドバイスにとどまらず、一緒に生活全体を整えるためのパートナーとしてサポートいたします。
「不安なく外出したい」
「堂々と人前にいられるようになりたい」
そんなあなたの願いを、私は真剣に受け止めています。
横浜駅東口から徒歩6分、完全予約制のあをによし整心整体院で、
「お腹を理由に我慢する人生」から、「心地よく自分らしく動ける毎日」へ、一緒に変えていきましょう。

