不眠症とは?
「熟睡できない」「なかなか寝付けない」「朝すっきり起きられない」といった悩みは、実は5人に1人が経験していると言われています。
不眠症に悩む方は、少しでも質の高い睡眠が得られるよう、「こうすれば熟睡できる」といった情報を様々調べているかもしれません。
しかし、インターネット上には数多くの情報がある一方で、科学的根拠に欠けたアドバイスも散見されます。たとえば、


- お酒を飲めばすぐ眠れる
- 疲れればすぐ眠れる
- 毎日同じ時間にベッドに入ればすぐ眠れる
といった説は、必ずしもすべての方に当てはまるわけではありません。
かつては「少し眠らなくても大丈夫」や「睡眠薬の長期使用は体に悪い」と睡眠を軽視する風潮もありましたが、現在の研究では、睡眠の質と量が健康や生活の質に与える影響が改めて強調されています。
健康を取り戻すだけでなく、思い通りに自分の人生を生きるためには、十分な睡眠が不可欠です。
不眠症チェックリスト
まずは、あなたの睡眠状態を簡単にチェックしてみましょう。
- 以前よりも寝つくまでに時間がかかるようになった。
- 眠りについても、朝起きるまでに何度も目が覚めることがある。
- 以前より早く目が覚め、その後寝つけない。
- 睡眠時間は確保できているものの、眠りが浅く、十分に休息できた感じがしない。
- 気分が落ち込んだり、イライラしやすくなっている。
- 注意力・集中力・記憶力が低下し、仕事や勉強、家事など日常生活に支障が出ている。
- 日中に眠気が強く、仕方がないほど眠いと感じる。
- 頭痛、肩こり、胃腸の痛みなど、体の不調が現れている。
- 眠れないこと自体が心配で、常に睡眠の質に不安を感じている。
- 疲れやすく、やる気が出ない状態が続いている。
いかがでしたでしょうか?
もし3つ以上の項目に当てはまる場合は、ご自身の睡眠に何らかの問題がある可能性が高いです。
不眠症は、健康だけでなく、自分の理想とする人生を送るためにも改善すべき大切なテーマです。
不眠症の特徴
不眠症は、広く認知される睡眠障害の一つで、その症状は主に以下の4種類に分類されます。
- 入眠障害
夜、布団に入った後、実際に眠りにつくまでに30分以上かかる状態を指します。たった一度だけ朝まで眠れなかった場合は必ずしも病的とは言えませんが、慢性的に続く場合は問題となります。 - 中途覚醒
就寝中に何度も目が覚め、そのたびに再び眠りにつくまでに時間を要する症状です。夜の休息が断続的になるため、熟睡感が得られず、日常生活に支障をきたすこともあります。 - 早期覚醒
予定していた起床時刻よりも2時間以上早く目覚め、その後もう一度眠りにつけない状態です。たとえ短い眠りがあったとしても、うつろな覚醒状態が続き、体が十分に休息できていないと感じられる方が多いです。 - 熟眠障害
総睡眠時間は十分に確保できているにもかかわらず、朝の目覚めがすっきりせず、疲労感が残る状態です。通常の睡眠と比べて質が低く、眠りが浅いことが原因と考えられます。
不眠症が体と心に及ぼす影響
不十分な睡眠は、院長である私が実感するように、私たちの「からだ」と「こころ」に多大な悪影響を与えます。
「眠らなければ死なない」と言われることもありますが、十分な休息を取らなければ、日常のパフォーマンスや健康に深刻な影響が及びます。


まず、睡眠不足が続くと、集中力、判断力、記憶力の低下が顕著になり、気分が落ち込み不安感が増すことがあります。
これにより、仕事や学業、家事など、日常生活のあらゆる面で支障が出ることが多くなります。
さらに、免疫機能も衰えるため、風邪やその他の感染症にかかりやすくなるのです。
細菌やウイルスと闘うための免疫物質は、睡眠によってその分泌が調整されることが知られており、睡眠が不足するとそのバランスが崩れてしまいます。
睡眠の本来の役割
睡眠は、脳と体に十分な休息を与えるための生体プログラムです。
人は眠ることで、起きている間に使い果たされたエネルギーを回復し、心身の疲労を解消しています。
睡眠は「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」という二つの段階が交互に現れるサイクルで行われ、特にノンレム睡眠は深い休息を促進し、レム睡眠は脳の活動を一時的に高める役割を果たしているのです。
具体的には、レム睡眠時には脳の活動レベルが上がり、自律神経も活発な状態となり、血圧や脈拍が比較的高くなります。
一方、ノンレム睡眠時にはこれらの生理的な動きが低下し、体と脳がしっかりと休むことができるのです。
しかし、十分な休息が得られないと、免疫力の低下や成長ホルモンの分泌不足により、体だけでなく脳にも悪影響が及び、全体的な健康状態が損なわれてしまいます。

あなたに合った睡眠の重要性
重要なのは、ただ単に長時間寝れば良いというものではなく、「あなたに合った睡眠時間」を見極めることです。
質の高い睡眠こそが、日常のストレスから体と心を解放し、健康と充実したライフスタイルを実現する鍵となります。
あをによし整心整体院では、健康を取り戻すだけでなく、思い通りに自分の人生を生きるための基盤として、十分な睡眠の重要性をお伝えしています。
まずは、睡眠の仕組みを理解し、自分に最適な休息のリズムを見つけることが、あなたの健やかな未来への第一歩です。

睡眠の仕組みとその重要性
私たちが健やかに毎日を過ごすためには、しっかりとした睡眠が欠かせません。
睡眠は、脳と体に十分な休息を与え、エネルギーを補充するための生体プログラムです。
通常、睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠の2種類から成り、これらが組み合わさって一晩の睡眠パターンを作り出しています。

【ノンレム睡眠の流れ】
ノンレム睡眠は、入眠後に最初の段階1と2という比較的浅い睡眠から始まり、次第に段階3と4という深い睡眠に移行します。この深い睡眠状態が熟睡感を生む要因となります。これらの4段階からなる流れは「睡眠単位」と呼ばれ、1サイクルは約90~120分で、1晩に3~5サイクルが繰り返されるのが一般的です。
【レム睡眠の役割】
一方、レム睡眠時には体はほとんど動かず弛緩状態にあるものの、脳は覚醒時に近い活発な状態となり、日中に受けた情報や経験が整理され、記憶として定着すると考えられています。そのため、レム睡眠が不足すると、技能の習得や語学学習など、脳の働きに支障をきたす恐れがあります。
なぜ不眠症は女性に多いのか?
不眠症が女性に多く見られる理由の一つは、性ホルモンの影響です。
女性は、男性に比べて生理周期の変動が大きく、特に生理前や生理中には、睡眠の質や眠気に影響を及ぼすホルモンバランスの変化が顕著になります。
具体的には、女性ホルモンの一種であるプロゲステロンは、基礎体温を上げる効果があるため、眠気をもたらすメラトニンの働きが低下しがちです。
その結果、睡眠パターンが乱れ、十分な休息が得られなくなることがあります。


また、月経周期に伴う身体の変化は、女性特有のストレスの一因ともなり、神経質になりすぎると、かえって睡眠の質が落ちる可能性があります。
若い頃は深い眠りをとる女性も、加齢と共に閉経前後の更年期障害や自律神経の乱れが影響し、不眠に苦しむケースが増えます。
実際、日本の40代の女性は、世界でも最も短い睡眠時間を確保していると指摘されることもあります。
不眠症の原因
不眠症の原因は多岐にわたりますが、あをによし整心整体院では主に以下の3つに分類してお伝えしています。
- 自律神経の乱れによる原因
精神的または神経系の疾患(うつ病や自律神経失調症など)に伴い、不眠はしばしば現れます。 自律神経は「休む神経」と「働く神経」の2種類からなり、通常は夜間に「休む神経」が優位になって眠気を誘います。しかし、不眠症の方はこのバランスが崩れ、夜でも十分な「休む神経」が働かず、結果として眠りにくくなります。あをによし整心整体院では、整体施術によって自律神経の調子を整え、「休む神経」の働きを促進することで、不眠症の改善を目指しています。 - 心理的要因による不眠
家族や大切な人の喪失、仕事や人間関係の悩みなど、さまざまなストレスが原因となって不眠が引き起こされるケースも少なくありません。特に、眠れなくなった直前後の出来事を詳しく振り返ると、原因が明らかになることがあります。心にかかる重いストレスは、夜間に十分な休息を妨げ、睡眠の質を低下させる要因となります。 - 薬理学的または生活習慣上の原因
服用中の薬、カフェイン、アルコール、ニコチンといった刺激物が不眠の引き金になっている場合もあります。日常的に摂取するドリンク剤やチョコレートなどにも、意外とカフェインが含まれていることがあるため注意が必要です。加えて、就寝前の照明を落とす、起床時には十分に光を浴びるなど、適切な光のコントロールや、心と体がリラックスできる環境を整える工夫も、不眠対策として効果的です。
不眠症に対する対策
日常生活の中で不眠に悩むことは、健康だけでなく、あなたが思い通りに生きる人生を送る上でも大きな障害となります。ここでは、あをによし整心整体院が提案する不眠改善のための生活習慣と整体アプローチをご紹介します。
生活習慣で見直す不眠対策
- 刺激物の摂取を控える
カフェインやタバコといった刺激物は、体を覚醒状態にし、睡眠を阻害するため、不眠症の方は極力控えることが望ましいです。特に、コーヒー、紅茶、エナジードリンク、チョコレートなどには注意しましょう。 - 寝酒は控える
アルコールは一時的には寝付きやすくなる場合がありますが、深い睡眠を妨げるため、結果的に全体の睡眠の質を低下させます。就寝前のアルコール摂取は控えるよう心がけてください。 - 就寝前の電子機器の使用を見直す
携帯電話やパソコンから発せられるブルーライトは、体内時計を乱し、眠りの質を低下させる要因となります。できるだけ就寝前にはこれらの機器を使わないようにしましょう。 - 十分な休息を確保する
昼間でも眠気を感じる場合は、睡眠不足が続いているサインです。睡眠時間をしっかりと確保し、体を十分に休めることで、質の高い睡眠を促進します。

あをによし整心整体院の「薬に頼らない」不眠症整体法
あをによし整心整体院(横浜市西区、横浜駅東口から徒歩6分)は、体と心の両面から不眠症の根本原因にアプローチし、あなたが健康を取り戻し、思い通りの人生を送るためのサポートを行っています。ここでは、以下の2つの側面から施術を実施しています。
- 自律神経を整えるアプローチ(体のケア)
頭蓋骨や内臓に対する施術を通じ、体内で不眠症に関連するホルモンのバランス異常を調整します。これにより、夜間に「休む神経」が正常に働き、自然な眠りへと導かれます。 - 自律神経メンタル療法(心のケア)
日頃の不安や緊張、ネガティブな感情といった心のストレスを丁寧にカウンセリングし、根本的に解消することで、心の安定を図ります。これにより、睡眠への影響を及ぼす心理的な原因にもアプローチします。

不眠症でお悩みの方は、ぜひあをによし整心整体院までご相談ください。薬に頼らず、自然な方法で自律神経のバランスを整える当院の施術法は、あなたの「体」と「心」を効果的にサポートします。健康を取り戻すだけでなく、思い通りに自分の人生を生きるための第一歩として、安心してご利用いただける環境を整えております。まずはお気軽にご予約ください。
